出品リストの書き方
~バッグ編~
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今回は、バッグをご出品いただく際の出品リストの記入の仕方やポイントを解説いたします。
まず、何のために出品リストはあるのか?と考えた時に、売り手様目線で見れば以下の3点が重要になると考えられます。
1. 商品が正しく出品されているかを、市場運営元と共有する。
2. 商品の特徴を記載し、落札金額を安定させる。
3. 商品の不備を記載し、競り後の返品値引き交渉を防ぐ。
ものばんくでは、ご出品者様が上記3点の条件を満たす出品リストを作成し易いよう、バッグ大会専用の出品リストを提供しております。
ご出品者様から届いた商品が、出品リスト通り過不足なく市場に到着しているのか?
ものばんくでは、この疑問を解決する為、下見会場に商品を展示する前に2度の検品作業を行います。
1度目は、お客様から商品が届いた際の仕分け作業時の検品です。仕分け作業の際には、商品がリスト通りの点数届いているか?リストに記載された付属品に欠品が無いか?を確認します。
2度目の検品で、出品されている商品がリストに記載された型番やモデル名、定価との相違がないのか?を確認し、必要に応じて出品リストに加筆・修正をしていきます。
これら2度の検品を通して、出品リストに記載された商品が、市場に正しく届いていることを確認します。
リスト作成の注意点
買手様が出品リストを見るだけで、どんな商品なのかをイメージしやすいように、統一感のある情報提供を心掛けております。型番・モデル名が分かるものは記載していくことや、細かなところでいえば、ブランド名は「ルイヴィトン」ではなく「LV」と表記するだとか、数字は半角英数で表記するなども、リストの統一感を出すために拘っています。
では、実際のリストを項目毎に分類して見ていきたいと思います。
カテゴリ
商品の形状を表しています。いわば、商品の目次となる項目です。バッグ、財布、衣類、サングラスなど。財布やキーケースを「小物」としてまとめられているケースがありますが、財布やキーケースと、形状を特定して記載しておいた方が、どんな商品なのかが買手様に理解されやすくなります。
ブランド
商品の製造ブランドを表しています。買手様によっては、特定のブランドしか取り扱っていない方もいらっしゃいますので、ここはしっかりと埋めておいた方が良いです。取り扱いが少ないブランドに関しては、システムの都合上で「その他」欄に記載しておりますが、必ずリスト上にブランド名を明記しております。
型番
リストの中で最重要項目と言って良いです。LV・グッチ・コーチ・プラダはそれぞれのモデルに型番が振られているため、商品を特定することが出来ます。LVのジッピーウォレットやネヴァーフルのように新型・旧型・色違いの商品がある場合は、型番で商品が判別することが出来ます。
ライン
商品の柄のようなもの。LVのモノグラムやグッチのGG柄のように、各ブランドに多様なラインがあります。グッチやコーチの製品は型番から、ショルダーバックやラウンドファスナー長財布といった商品の形状しか判別出来ませんので、ラインを記載することで、商品の詳細が分かりやすくなります。
素材
商品に使われている素材です。エルメス製品のように素材によって落札金額に違いが出るものは記載しておいた方が良いです。逆にLVのモノグラム製品のように素材が固定されている場合は記載する必要はありません。
モデル名
商品の名称です。LVやエルメスのように、個体ごとに名前がある商品は記載して下さい。グッチ、シャネルのように商品名が一般名詞で表現される場合は、ハンドバックや長財布と記載して下さい。
【例】
ハンドバッグ:手で持って使用するバッグ
ショルダーバッグ:肩に掛けて使用するバッグ
チェーンショルダーバッグ:ショルダーが金属性のチェーンになっているバッグ
2WAYバッグ:ハンドルと肩掛けストラップがあるバッグ
長財布:折った状態で長方形になる財布
2つ折り財布:折った状態で正方形になる財布
ラウンドファスナー財布:財布の周囲がファスナーになっているもの
ラウンドファスナー長財布:財布の周囲がファスナーになっていて、形状が長方形のもの
個体番号
商品が製造された年代が判別できるブランドがあります。LVの新品商品では、製造年月を特定するために必須項目です。シャネル製品に割り振られた製造番号からも製造年代がある程度特定できるので、カード・シールがある場合は記載しておいた方が良いです。
色
LV製品は公式サイトに記載のある色名を記載して下さい。
エルメス製品はわかる範囲で正確な色名の記載をお願いします。
その他のブランドは、見た目の色(赤、青、ベージュなど)を記載して下さい。
【例】
ベージュ
黒
マルチ
その他
こちらには、付属品や商品のマイナスポイントなどを記載して下さい。またLV製品に関しては、公式サイトに掲載されていない商品には「廃番品」と記載して下さい。
付属品 ストラップ、ポーチ、鍵、クロシェット等。
マイナスポイント 付属品の欠品、イニシャル等。
付属品を記載することで、商品が安く落札される事を防ぎます。
マイナスポイントを記載することで、競り後の交渉を防ぎます。
特にバーキン・ケリーは下記の項目に注意して記載して下さい。
【バーキン】
カデナ クロシェット 金具の色 レインカバー 保存袋 箱
【ケリー】
カデナ クロシェット ストラップ 金具の色 内縫いor外縫い 金具の形状 レインカバー 保存袋 箱
定価
LV製品は、公式サイトに掲載されている定価の税抜き価格を記載して下さい。特にLV新品商品は定価を基に落札されるので必須項目です。その他のブランドは分かる範囲での記載をお願いします。
出品リストを充実させることで・・・
商品が正しく出品されているかの確認、落札金額を安定化、競り後の返品値引き交渉防止に繋がっていきます。どれも売り手様にとっては大事な事項ではないかと思います。
商品到着後のリスト作成は市場側でも可能ですが、商品到着前のリスト作成は出品者様にしか出来ません。商品が正しく出品されているかの確認をとる為にも、詳細な出品リストを作成して頂ければ幸いでございます。
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