新型コロナウィルス関連での相場変動に備える『原点回帰連載』中古相場のメカニズムを考える?ブランドバッグ編Ⅰ

新型コロナウィルス関連での相場変動に備える『原点回帰連載』中古相場のメカニズムを考える?ブランドバッグ編Ⅰ

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2020年3月6日現在。

先が見通せない混迷の中にいます。

これから始まる激動期の中で



「中古相場はどのように変動するのか?」



を見極める必要があります。

そしてそれを見極める時に



「中古相場形成のメカニズム」



を紐解く必要があります。

今週は「ブランドバッグ」について考察してみたいと思います。



ここで言うプロバイヤーの定義ですが


「全国のオークションを周っているバイヤー」


を指しています。


「どうやって相場を決めていますか?」


の質問に関する回答ですが、

「あれ?」と思うポイントありませんか????




「定価って関係ないの??」



と思いませんか?



そこで、次の質問です。


22年前に私がこの業界に入って初めて覚えたのが



「ブランド品は定価からの掛け率で相場が形成される」


と言うことだっただけに、何か隔世の感があります。



ここで日本国内におけるブランドバッグの「価格」と言うモノを考えてみましょう。




新品で見ると


・メーカー希望小売価格(定価)

・並行輸入品の販売価格

・ディスカウント店の小売価格




中古品で見ると


・B2Bオークションでの落札価格

・ヤフオク!での販売価格

・ヤフオク!での落札価格

・楽天での販売価格

・Amazonでの販売価格

・ebayでの販売価格

・ebayでの落札価格

・外国人バイヤーへの卸価格

・中古販売店での販売価格



そうなんです。

日本にはこれだけの「価格」が存在しているんです。

まずはこの当たり前のことを前提条件に置くことが必要です。

「B2Bオークションでの落札価格」と言うのは



あくまでたくさんの「価格」の中の1つに過ぎないと言うことです。



これを踏まえた上で、商材を絞って体感してみましょう。



Ⅱにつづく

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今まさに進行中の新型コロナウィルスによる中古相場変動。
これからの相場変動に備えるには、そもそも中古相場がどのようなメカニズムで決まっていくのか?
を紐解いていく必要があります。週刊連載による各ジャンルの相場メカニズムを紐解いて行きます。

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