嵐が通り過ぎるのを静かに待つ、
深?の「今」
report:崔 振華
1月23日、朝10時。
中国の人口約1000万人の大都市、武漢が新型コロナウイルスの流行によって全面封鎖されてしまったニュースは皆様もまだ鮮明に覚えているでしょう。
その時武漢は嵐のごとくコロナウイルスに襲われていました。
その一ヶ月後には日本、韓国、イタリア、ヨーロッパ諸国、アメリカなど、世界中に被害が拡大するとは誰も予想できなかったと思います。
コロナウイルスの感染スピードは凄まじく、トイレットペーパーの買い占めやマスクの不足、大型イベント等の自粛や中止等々、大きく社会秩序が揺るがされています。コロナウイルスの脅威に人間の底力が試されているようにさえ感じます。
まず最初に人間の底力が試されたのは中国の人々でした。
感染者を隔離、治療するための対策として、およそ1000人が収容できるコロナウイルス感染者専門病院、火神山医院や1600人ほどが収容できる雷神山医院を、武漢が封鎖された日から10日間ほどの短い期間で同時に建設しました。
続いて14億人の国民はマスクの着用や体温チェック、自宅待機などを徹底し、最新のテクノロジーや科学技術を駆使して今もコロナウイルスと闘っています。
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こちらは美団というデリバリーの注文ページです。
28人民元=430円ぐらいです。
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?地下鉄の電車の中では、1メートルおきに椅子の上方にQRコードがあり、乗車する際にQRコードを読み込んで個人情報を登録する事が必須となっており、以降感染者が出た場合にお知らせしてくれるという対策がとられています。
?こちらは地下鉄の光景です。みんな距離をとって座っています。
このように、中国の人々は依然としてコロナウイルスの脅威に晒されている最中です。
この戦疫は今後もしばらく続くでしょう。しかし、今だからこそ、本当の人間力が試される時期になります。
世界中でコロナウイルスと闘う、第一線にいる医療従事者の方々に深く敬意を払いたいと思います。
そして、直接にコロナウイルスと闘っていない方々も、この嵐が通りすぎるまで静かに待ちましょう。
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