最新時計相場
~コロナウイルスの影響はいかに~
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report:吉村 知宏
今回はコロナウイルスの影響による時計の相場について解説いたします。
現在は下記のような状況です。
コロナショック→海外で売れない→先行き不透明→相場暴落
といった動きが見られます。
4月3日開催 monobank worldwide auction での落札状況
<ロレックス>
2020年1~2月の相場と比較すると、全てにおいて相場の下落が見られました。
具体的な数値で言うと、全体で約5%~25%の下落、そのうちの多くは15%~20%の下落でした。
<コロナウイルス感染拡大前(2020年1~2月)の市場落札価格と比較した4月3日 monobank worldwide auction落札価格の下げ幅>
114270 (10%~15%)
114060 (20~25%)
16610 (13%~30%)
116610LN (15%前後)
16610LV (5%前後)
116613LB (5%前後)
16600 (15%前後)
116710BLNR(10%前後)
16528G (10%~15%)
116400GV (10%前後)
16013 (10%~20%)
16233 (10%~25%)
16234 (10~15%)
116234G (15%~20%)
116264 (10%~15%)
18038 (15%前後)
18238A (15%前後)
76080 (15%前後)
67180 (10%前後)
69173 (10%~20%)
79174 (10%~15%)
179174NG (15%前後)
<その他のブランド>
2020年1~2月の相場と比べ、全体的に0%~30%くらいの下落幅です。
高級時計や定番の商材についても、全体的には下げ相場です。
売値の高くない時計、日本のネット販売向け商材については比較的相場が保たれていました。
<相場展望>
買い手様は無理してまで仕入れはしていない状況だと思います。
海外で売れないので、為替と相場の相対関係がない状態です。
今回の落札データから考察すると、現在(2020年4月)はコロナウイルス感染拡大前と比較し、20%前後の下落が目安かと思われます。
ただし未だ先行き不透明な状況が続きますので、今後も直近の相場、ネット小売値、世界情勢等の把握が大切だと思います。
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