monobank worldwide auction|バッグバイヤーが8月の相場を解説!「夏相場はあったのか?」

monobank worldwide auction|バッグバイヤーが8月の相場を解説!「夏相場はあったのか?」

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「夏相場はあったのか?」

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Report:菊田 亜由美

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8月8日までのオークションを終えて

よく夏になると相場に陰りが見えるとの事で、【夏相場】といわれます。
語源は証券業界の【夏枯れ相場】からきているのでしょうか。
金額の変動には背景がつきものですが、今年はコロナウイルスの影響や、それによって市場の形態が大きく変わったことが一番の要因です。
手競りからインターネットオークションへ移行して初めての夏を迎えたので、一度考察してみました。(※あくまでも個人的な見解です。)


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バッグ編

夏になると例年エルメスのバーキン系が思ったより金額が伸びず、動きが重たいのを感じておりましたが、今年は特にその要素は感じないように思えます。
これは全てのことに言えますが、まずインターネットオークションに移行した事によって参加される方が増え、目が増えた。これは金額が伸びる要因の一つと考えられます。
8月8日の出品に限ってですが、バーキン35 ?Bランクの予想落札金額530,000円に対して、結果は534,000円と想定内でしたが、オータクロアが思ったより金額が伸びました。以前はオータクロアといえばバーキンの日陰的な存在でしたが、今は堂々と表を歩ける存在と言ってよいのかもしれません。
自分の中でのベース金額が固まっていないと変動に気が付くことはないので、まずは地盤をしっかり固めることが常に大切だと思います。

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シャネルに関しては、勢いが増しているのではないのでしょうか。
デカマトラッセが250,000円を超えたのを、3年とはいわないくらい久しぶりに見ました。
キャビアのマトラッセのショルダーに関しても、使用感があったものの、400,000円近くでの落札でした。(予想では35万円くらいかなと思っていた商品です。)
通常マトラッセも横ばいで、安定しております。Bランクは180,000円前後と、人気に影が差しません。
でもシャネルって確かに素敵ですよね、突拍子もないデザイン含めて。

ヴィトンに関しては「安定」の一言です。3~4月の金額はどこへやら、ひっそりとしていたモンスリやパラス、シュリ、ガリエラ、ネヴァーフルに関しても「おかえりなさい」といった印象です。
キーポルは落ち着いた印象です。状態が通常のBランクであれば30,000円前後が妥当な金額で着地しております。
当オークション(monobank worldwide auction)では、過去の落札結果もご覧になれますのでどうぞご確認くださいませ。



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財布・小物編

シャネルのアクセサリー(ヴィンテージ)は引き続き好調です。が、デザインで金額に差が出ます。
一言でいうなら、ココマークの主張があるデザインや、チェーンウォレットが人気です。
財布に関していえばコンパクトかつスリムなデザイン。
エルメスならケリーコンパクト、定番のヴィトンならジッピーコインパースやロザリなど。
注意点としてはヴィトンの長財布の定価の高いシリーズの中古、カプシーヌラインなどです。中古になると途端にお値段が変わります。単純に掛け率で計算するのは危険です。このように中古は幅があるので注意です。
シャネルのチェーンウォレットも安定しています。
夏だからという事なのか、ボッテガの財布が本当に思っている金額に届きません。(想定よりお安く感じます。)
中古になると20,000円という柵はかなりキツいのではないのでしょうか。
キレイな状態のものでやっと、という印象ですので買取る際も厳しいかと思います。
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ヴィトンのジッピーウォレットはAランクになると40,000円代(定価89,000円)と、本当に長財布に陰りが見えます。対して新品は76%での落札。
新品を下見する際に思った事は、(ジッピーウォレットなど特に)未使用なのに折り目やへこみがあり、刻印がとても薄いものがよく存在します。
2020年製でもちょっとコバが吸い込まれて薄くなっているもの、ちょっと特殊な匂いがあるものとどこから流通しているのかは不明ですが、注意しましょう。







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※詳しい相場に関してはこちら
monograph(相場検索サイト)は以下のサイトから
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バッグバイヤーより、8月8日のオークションを終えて「夏相場」に関しての考察をお届けいたします。

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